外資系で働くと言うことの苦悩

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stevepb / Pixabay

「自分が腹に落ちないことをお客さんに説明できません。」

いわゆるIT外資系の会社を数社渡り歩いたことがあるのですが、かなりメンタルをやられました。

会社のポリシーやルールは海外からやってきて、そのルールを日本国内のお客さんにも適用するのです。適用といえば聞こえはいいのですが、外資系は通常代理店政策を取りますので、そのルールは代理店に「押し付け」られるのです。

もちろん、海外のルールやポリシーはとてもよく考えられており、感心するほどのシンプルさ、フェアなプログラム。まさに澄み切った青空という感じです。

しかし、日本は独特の市場で商習慣は海外とはかなりちがった文化を持っています。

そんな日本市場の外資系で働くの社員は、モロにギャップを受けることになります。

腹では、日本の商習慣に合わせたいとは思うものの、海外の本社からくるポリシーを日本国内で運用するのは、かなりのストレスになります。

なかには、平気で代理店に過酷なポリシーを強いることができる心臓に毛が生えたような人間もいます。

自分を殺せば外資系の企業を泳ぎ渡ることができるかもしれません。でも、私の知る外資の友人達は数年で転職していきます。おそらく転職しないと心がもたないのではないか。。。と思うほどです。

よく外資では、すぐクビになると云う言い方をしますが、実際には日本国内ではそんな簡単に首を切ることはできません。実際に人を減らしたいときは、年収何ヶ月分かのパッケージと云うものを受け取ります。このプラグラムに乗って転職できた人はラッキー。

辞めさせたい社員は「プログラム」と云う更生プログラムが適用されます。このプログラムでメンタルを壊す同僚も多かったです。このプログラムを平気な顔をして適用する部長クラスの人間も、まあ、相当のメンタルの強さを持っています。(笑)

外資系企業ではドッグ(犬)イヤーという表現をしますが、これは、外資での1年は日本企業の3年だと言われることから言われています。

私がいた会社ではラット(ネズミ)イヤーと言われていました。(笑)。外資の1年が日本企業の5年に相当する。。。という意味ですね。(笑)

本屋さんに行っても、「経済的自由」「田舎暮らし」「海外旅行」「アウトドア」。。。そんな本ばかり目につきました。

投身自◯というのを考えたのもこの頃でしたね。(笑)

外資系は、高収入で、一見華やかに見えますが、そのメンタルの強さがある人が生き残れます。

と言うわけで、私は、ある外資を辞めるときに、上司に冒頭のセリフを吐いて退職したのでした。

自称社会不適合者たる所以ですね。(笑)

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